Starbug1とSVNの連携機能
以前から考えていたけど、実装には踏み切ってなかった機能であるSVN連携を1.3.16で実装してみました。SVNのリポジトリへのコミットログに「#123 修正済」などという文字を含めてコミットすると、Starbug1のticket id が 123のチケットの状態を自動的に修正済に変更する機能です。Starbug1 1.3.16には、starbug1/script/post-commit-svn.pl というサンプルスクリプトが付属されています。SVNのpost-commitのhookスクリプトに、post-commit-svn.pl を登録することで、SVNのコミットログによってStarbug1の状態を更新する機能が使えるようになります。
設定方法
SVNのhookスクリプトの登録
(starbug1のインストールディレクトリ)/script/post-commit-svn.pl を (Subversionリポジトリ)/hooks/post-commit としてコピーし、実行権限を付加します。
$ sudo cp (starbug1のインストールディレクトリ)/script/post-commit-svn.pl (Subversionリポジトリ)/hooks/post-commit $ sudo chmod +x (Subversionリポジトリ)/hooks/post-commit
post-commitスクリプトの設定
$starbug1_infoのsubmit_urlという変数を設定します。
#!/usr/bin/perl use strict; use warnings; use utf8; use LWP::UserAgent; use HTTP::Request::Common qw(POST); use Encode; my $starbug1_info = { submit_url => 'http://localhost/starbug1/index.cgi/Sand%20Box/register_submit', comment_field_id => 8 }; (略)
submit_url => ‘http://localhost/starbug1/index.cgi/Sand%20Box/register_submit’, という行です。変更する場所は、ホスト名(localhost) と サブプロジェクト名(Sand%20Box)です。サブプロジェクトの部分は、更新したいサブプロジェクト名のURLencodeされた文字列を指定する必要があります。
動作確認
チケットIDが1のチケットの状態を修正済に変更したい場合、SVNのコミット時に、「#1 修正済」などの文字列をコミットログに含めてコミットします。コミットが正常に終了した後、Starbug1のチケットを参照すると、状態が「修正済」となり、コメントにコミットログが記載されていれば、設定は成功です。
この機能で、よりストレスの無い開発作業を助けることになれば嬉しいです。