Clojure製クリップボード履歴ツールCLCLCLのアルファ版リリースのお知らせ
2010/07/04
Windowsでは、一般的なクリップボード履歴ツール*1ですが、Linux用のソフトウェアは、あまり聞いたことが無かったので、作ってみました。
Windowsでは、CLCLというソフトウェアを便利に使わせてもらっているので、CLCLのクローンをClojureで作ってみることにしました。(JavaVMで動作するので、Windowsでも使えます) 名前は、CLCLのCLojureのCLoneなので、いろいろとCLが重なってることから、CLCLCLとしました。
https://sourceforge.net/projects/clclcl/
あと、sourceforge.net で公開することにしました。
環境条件
Java 1.6以上
インストール
ダウンロードしたclclcl-0.0.1-alpha.zipを解凍すると、以下のファイルが展開されます。
- clclcl-0.0.1-alpha
- README
- clclcl-standalone.jar (本体)
- clclcl (linuxなどの起動スクリプト)
- clclcl.bat (Windows用起動バッチファイル)
使い方
インストールで展開したファイルの中の clclcl(Windowsの場合はclclcl.bat)を実行すると、システムトレイにclclclのアイコンが表示され、クリップボードの履歴の監視が始まります。履歴にアクセスするには、システムトレイのアイコンを右クリックします。履歴を選択すると、クリップボードを更新します。
Clojureすごい、Javaすごい
- java1.6でシステムトレイまわりも簡単に扱えるようになっていたらしく、簡単に実装できた。
- クリップボードアクセスもjavaのおかげで超簡単。
- Clojureからのjava呼び出しは、とっても簡潔で、javaで書くより短くかける。0.0.1-alphaのClojureのコードは、わずか125行。
- clojure.jarを同梱したstandaloneのjarのサイズが5M越えてるのは、仕方ないか。むしろがんばったと言った方がいいかもしれない。
- Ubuntu上で作成したjarをWindows7に持ってったら、そのまま動いた。javaすげー。
- Java出身の友人達には、Clojureのコードはやはり、変態だったらしい。
このアルファ版は、昨日飲みながら書いたにも関わらず、1日も掛からずに掛けた。JavaとClojureの力を最大限利用できる、良い題材を見つけたのかもしれない。
今後
現在はアルファ版をリリースしただけなので、今後も改善していきます。今考えてる直近の機能改善予定は、以下です。
- システムトレイのアイコンを右クリックした時のメニューのフォントが汚ないのを直す。
- 履歴をファイルに保存するようにする。再起動後も履歴が保持されるようにしたい。
- 設定をファイルに保存できるようにする。
*1:クリップボードの履歴を取得し再利用できるようにするツール