さくらインターネット(スタンダード)でのStarbug1のセットアップ
2007/12/13
さくらインターネットスタンダードで提供されているshell環境が素晴しすぎて、インストールは非常に簡単でした。
申し込み後、ちょっとしてからメールで送られてきたサーバ情報に従いsshログインしてみました。
ログインしてすぐ、下のようなことがわかりました。
- デフォルトshellは、csh(FreeBSDだからか)。zshも入ってたから変更すればzshも使える。
- sqlite3は既に入ってた。/usr/local/include/sqlite3.h もある。のでStarbug1のためにsqliteのインストールを行なう必要はない。
- cvsも使える。sf.jpからStarbug1のソースを取ってこれる。
- vi は、vimじゃなくて「Version 1.79 (10/23/96) The CSRG, University of California, Berkeley.」(FreeBSDだからか)
インストール作業について、昨日のことですが、思い出して書いてみました。
ディレクトリ作成
% pwd /home/smeghead % mkdir bin lib include work src
cgicのインストール
% cd src % wget http://www.boutell.com/cgic/cgic205.tar.gz % tar zxf cgic205.tar.gz % cd cgic205 % make % cp libcgic.a ~/lib % cp cgic.h ~/include
cgicは、Starbug1のコンパイルに必要になるだけなので、$HOME以下に手動コピーでインストールしときました。
Starbug1のソース取得
今後もコンパイルする可能性が高いので、cvsから取ってきました。
% cd ~/work % cvs -d:pserver:anonymous@cvs.sourceforge.jp:/cvsroot/starbug1 login Password: ここで~/.cvspassがないという警告が出ましたが、.cvspassが作成されていれば問題ありません。 % cvs -d:pserver:anonymous@cvs.sourceforge.jp:/cvsroot/starbug1 checkout starbug1
Starbug1のコンパイル
cgicは$HOME以下にインストールしたものを参照できるようにするために、MakefileのCFLAGS, LFLAGSを以下のように変更しました。
% cd starbug1 % cat Makefile ... CFLAGS = -I. -I/usr/local/include -I${HOME}/include -O3 -Wall LFLAGS = -L/usr/local/lib -L${HOME}/lib -lsqlite3 -lcgic ...
準備ができたらコンパイルします。makeの代わりにgmakeを使いました。(GNU makeでないと理解してくれない拡張をMakefileで使ってしまっていることに気がつきました。汗)
% gmake % gmake webapp % cp -r dist/starbug1 ~/www/
.htaccessの +ExecCGIがあると500エラーになったので、コメントアウトしました。
% cd ~/www/starbug1 %cat .htaccess ErrorDocument 500 /starbug1/error.html #Options +ExecCGI
インストールは以上です。(データベースは、初回アクセス時に作成されるので、特に設定は必要ありません。)
ブラウザで、http://smeghead.sakura.ne.jp/starbug1/ にアクセスしてトップページが表示されました。
終わり。予想以上に簡単でした。何回か落とし穴に落ちるのを覚悟していたので。